営業日記68 営業は筋を通すべき、退社のきっかけ
こんにちは
大阪の中小企業の営業マンです。
久しぶりの更新、
今回は、営業日記の続きです。
前回は、経営者への営業について書きました。
今回は、私が退社を決意する
きっかけとなった会議を紹介・・・
当時、私は社内では営業部の責任者となり
数字を管理する立場にいました。
個人で担当している数字は
全社売上の約50%。
市場は縮小しているものの
既顧客との関係を構築し
最悪の事態から脱しつつある状況。
という状況下で、
ワンマン社長から、新商品の会議の為の
招集が久しぶりに・・・
ワンマン社長曰く
既存商品のライト版をつくっていこうと、
その価格は、既存商品の10分の1程度。
よくよく説明を聞くと、
既存商品と比べ内容はほとんど同じ、
ネーミングとパッケージのみを変える様子
社長としては、縮小していく市場で
売れる?売れそうな? 商品をリリースしたい一心
しかしながら、
どう考えても既顧客に対して説明がつかない
商品設定であり、
価格設定であり・・・
私
「これでは顧客に説明がつきません。」
「業界内で悪い噂になり兼ねない」
社長
「意見は聞いていない。君は売ってくればいい」
と・・・
まあ、いつもの事ながら話になりません。
何度か、同じような言い合いが続き・・・
私
「この結論には賛同できません」と言い残し
会議の場から立ち去りました。
社長が、何か怒鳴っていましたが・・・
若かったとはいえ (^^;)
しかし、筋の通らない話には納得ができません。
結局、その商品はリリースされたものの
ほとんど売れずに終わり、
顧客と市場の信頼を落とす事に・・・
既顧客からは、
商品の事、価格設定の事で
当然クレームを受ける事に・・・
この事から、どれだけ苦しくても、
自社の都合だけで商品をリリースしてはいけない
信用を積み重ねるのは時間が必要、その逆は一瞬
である事を、身に染みて理解しました。
そして、経営者と営業に関する考え方の違いが
より鮮明になった出来事でした。
自分は、何を大切にして仕事をしているのか、
仕事で何を成し遂げたいのか、
真剣に、深く考えるようになった一件でした。
今回は、このあたりで。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございます。